今回はあの世界的海外ドラマ【ゲームオブスローンズ】のあらすじ・魅力をネタバレなしで分かりやすく余すことなく丁寧に解説していきたいと思います。
まだ観てない人、途中で挫折したけど再度挑戦したいと思っている人、一度観たけど内容を忘れてしまった人など幅広い方に楽しんでもらえる記事にしました。
私はゲームオブスローンズを愛するあまりに計8周の視聴を貫徹したスーパー不毛人間です。無駄に増えたGOTの知識のはけ口としてこの記事を書いています。
本記事はこんな方にオススメです
【本記事はこんな方にオススメ!】
- 名前だけ知っているけどあまり興味はない方。
- 興味はあるけど一歩がまだ踏み出せないでいる方。
- シーズン1の数話だけ観たけどそろそろ挫折しそうな方。
- 2周目視聴を考えているが内容が朧げな方。
名前だけ知っているけどあまり興味はない方
名前だけ知っているけど内容がいまいちピンと来なくて取っつきずらいと敬遠している人が大多数いるのは【ゲームオブスローンズ】の惜しい所です。
確かにこの作品の特徴上、観る前に興味を持つほど内容を把握するのが困難ではあります。
ですがご安心ください。あなたがこの記事を読めば、間違いなく【ゲームオブスローンズ】に興味を持つことができます。
興味はあるけど一歩がまだ踏み出せないでいる方
あと少しで【ゲーム・オブ・スローンズ】の世界に足を踏み入れられますね。
ですが気を付けてください。この作品は登場人物が200人以上、ひとつのエピソードで切り替わるシーンの数は平均10シーン以上。
つまり200人以上の登場人物を前にして、各エピソード60分弱なので、少なくとも6分に1回はシーンが切り替わり、全く別の場所の全く別のキャラクターのシーンとなります。
これをなんの予備知識も無しで挑もうとすると、序盤での挫折が目に見えてしまいます。
ですがもう大丈夫です。あなたがこの記事を読めば、完全に知識武装した状態で本編に入ることが出来ます。
そもそも何で観たらいいか分からない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
シーズン1の数話だけ観たけどそろそろ挫折しそうな方
【ゲームオブスローンズ】はシーズン1が一番の鬼門です。何故ならここで挫折する人が異常に多いからです。
その理由は明白で、予想以上の登場人物の多さと、一切視聴者に媚びることのない制作陣側の姿勢にあります。
登場人物の多さは言わずもがな、制作陣側の姿勢は強固で視聴者に媚びることなく純度100%の良質な作品を創ることに特化した超絶ストイックな考えのもと仕上がった作品なので、タブーをもろともしない世界観と、余計な説明を一切しない不親切さについていけなくなってしまうのが挫折の主な要因かと思います。
しかし、あなたがこの記事を読めば、試聴の際に抱いた数々の疑問を解決することが出来るはずです。
2周目視聴を考えているが内容が朧げな方
【ゲームオブスローンズ】は噛めば噛むほど味が出るスルメのような作品です。
1周目より2週目、2週目より3週目と回数を重ねれば重ねるほど各キャラクターの行動意図が理解できて、細かい表情の変化による素晴らしい演技を噛み締めることが出来るようになります。
そんなことを繰り返した私は、気付いた時には8周目を観終わっていました。
8周は流石に観過ぎですが、それほど奥深い作品に違いはありません。
忘れたころにまたまた観たくなるのが【ゲームオブスローンズ】。
この作品を愛する同志の記憶を復活させる手助けになれれば幸いです。
ゲームオブスローンズとは?
ゲームオブスローンズとは、ジョージ・R・Rマーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたHBOのテレビドラマシリーズです。
この作品はこれまでに数々の作品賞を幾度となく受賞してきました。
その中でも特にアメリカの最も権威のある文化賞のひとつであるエミー賞を史上最多12冠を計3度も達成したことはこの上ない栄光といえるでしょう。
またシリーズ最終章の放映年において同作が達成した最多12部門受賞と並ぶ史上タイを記録し、絵に描いたような有終の美を飾ったことがフォンのみならず多くの人の胸を打ちました。
まさにモンスタードラマといって差し支えないかと思います。
【あらすじ】ゲームオブスローンズの世界
世界観が完璧に仕上がっている作品ですので、まずは外枠から理解した方が取っつきやすいと思います。
では早速【ゲームオブスローンズ】の世界を覗き見ていましょう!
ウェスタロス大陸
ゲームオブスローンズの主要舞台は、架空の大陸【ウェスタロス大陸】です。
地球と同じく南は温暖な気候で、北に行けば行くほど寒さが厳しくなり、最北の地では常に一面雪に覆われているほどです。
その広大なウェスタロス大陸は数十年に一度、夏と冬が入れ替わります。
【ウェスタロス大陸】は大きく二つに分断することが出来ます。
ひとつは、七王国と呼ばれる国家です。七王国北部にある巨大な壁を隔てて南側をそう呼びます。各地域を諸名家がそれぞれ統治しています。また地方都市とは別に王都(King’s Landng)があり、そこでは国家機関が揃い、首都機能を担っています。そして王都には国の最高権力者である王様がいて、その王様がしっかりと国を統べることにより、七王国は戦争のない平和を保っているのです。
構図は私たちの現実世界と何ら変わらないですね。
もうひとつは、【壁の向こう側】です。壁は限界線の役割を担っています。壁を隔てた向こう側は、常に一面雪に覆われた非常に厳しい環境となっています。そこは七王国の法律が通用する範囲外で完全な無法地帯です。【壁の向こう側】には『野人』と呼ばれる無法者が住んでおり、気性が荒く野蛮な性格と部落的差別意識で、七王国の国民からは軽蔑と脅威の感情が向けられています。
因みに野人は巨大な壁を越えることが出来ません。その理由は『冥夜の守人(The Night’s Watch)』と呼ばれる、壁を守る守護隊の存在です。
詳しくは後述しますが、彼らの命がけの働きにより国の限界線が守られているのです。
エッソス大陸
ゲームオブスローンズもう一つの主要舞台、それが【エッソス大陸】です。
この大陸は【ウェスタロス大陸】の東側にある『狭い海』を超えた向こう側に位置しています。
非常に広大な大陸で、その大きさは【ウェスタロス大陸】以上。しかしそのほとんどが枯渇した砂漠となっています。
また【エッソス大陸】では9つの自由都市が繁栄しています。それぞれ個性の違う独自国家ですが、一つ共通して言えることは、厳格な身分社会で奴隷制度があることです。
かなりセンシティブな題材も容赦なくぶっこんでくるのが【ゲームオブスローンズ】なのです。
壁
【壁の向こう側】との限界線の役割を担っているのがこの巨大な壁です。
どれくらい巨大かというと、
300マイルの長さを持ち、高さは700フィート以上。
もうよく分かりません。(笑)
もともとこの壁は『ホワイトウォーカー』という魔物から領土を守るために8000年も前に硬い氷によって創られたそうです。
しかし、『ホワイトウォーカー』は何千年も前に姿を消した遥か遠い過去の魔物。
現在は主に【壁の向こう側】に住む野蛮な無法者『野人』の脅威から国を守る防波堤となっています。
壁は『冥夜の守人(The Night’s Watch)』が命懸けで守護しています。
とは言っても昔は誇り高き集団だった『冥夜の守人』ですが、過去の栄光は見る影もなく、現在は犯罪者のセーフティーネットの役割となっています。
この世界で強姦を犯すと去勢か壁行きか選べるそうです。ただ、大抵は去勢を選びます。つまり壁とはそれ程までに過酷で無情な環境であると言えるでしょう。
『冥夜の守人』になるとそれまでの罪も全て帳消しになります。しかし、素直に罪を償った方が賢明かもしれませんね。
キングスランディング
七王国の王都、キングスランディング。
ブラックウォーター湾に面した人口約50万人の大都市。
小評議会や玉座の間、王や要人らがおり、政府機関の全てが集約されているのが王都に聳え立つ【レッドキープ城】です。
レッドキープ城はターガリエン王朝3代目の【残虐王メイゴル】によって建造されました。
鉄の玉座
王都の城【レッドキープ城】の『玉座の間』に佇む権力の象徴【鉄の玉座】。
その昔、ターガリエン家の祖先『エイゴン1世』がウェスタロス大陸を征服した際に殺した者達から千本の剣を奪い、『エイゴン1世』のドラゴン『バレリオン』の炎で鍛えられた刃で造られたそうです。
【鉄の玉座】に鎮座できる者は、七王国の頂点に立つ者のみ。
羨まない訳がないですよね。欲深い者は皆この玉座に鎮座する権利を得ること、つまり王になることを夢見ています。
その欲望が争いの火種にならなければいいですが、、、。
ゲームオブスローンズを彩る数多くのキャラクター
ゲームオブスローンズを彩るキャラクターの数はなんと総勢150人以上!
その全てとはいきませんが、ほぼ全て計155人のキャラクターを紹介した記事があります。
ゲームオブスローンズを計8周した私が愛情をこめてネタバレなしで書きましたので、是非参考にしてみてください◎
【あらすじ】ゲームオブスローンズの魅力
ここまでで【ゲームオブスローンズ】のディティールは粗方つかめたかと思います。
ここからは【ゲームオブスローンズ】の魅力を余すことなく紹介していきます。
主人公が存在しない
裏を返せば皆主人公。
登場人物の数はおよそ200人、中には即退場の超脇役までいますが、その一人一人にしっかりとしたストーリーがあり、そしてドラマがあります。彼らは間違いなくその世界で暮らしているのです。
また、主人公補正が利かない残酷な世界では、やっと名前を覚えて感情移入できたと思ってもそのキャラクターがあっけなく退場してしまうなんてこともしばしば。
でも安心してください。【ゲームオブスローンズ】は登場人物に魅力を持たせることにかなり長けているので、次々と現れる新キャラ達が皆一様にカッコよくて、そして美しく、時にひどく残酷です。
つまり推しのキャラクターの退場を惜しんでいる暇は少しもないのです。
誰が生き残り誰が敗れるのか、全く予想のできない怒涛の展開の数々が待ち受けているところがこの作品の魅力のひとつと言えるでしょう。
1話あたりの製作費
その金額、まさに規格外。
【ゲームオブスローンズ】では、章を重ねるごとに1話あたりの制作費が増えていったそうで、第6章時点では、1話あたりの製作費はおよそ1,000万ドル(約11億円)以上だったそうです。
因みに日本の実写映画の製作費は数千万~5億円程度が多く、10億円を超えると高いという認識だそうです。
桁が大きすぎていまいちピンと来ませんが、要するに1話1話がまさに映画規模なのです。
実際にこの作品を観ていると内容の素晴らしさもさる事ながら、そのスケールの大きさを物語るかのような映像美に魅了されます。
作中に登場するオリジナル言語
アメリカ言語学者の本気。
【ウェスタロス大陸】の東側にある『狭い海』を超えた向こう側に位置する【エッソス大陸】に住む騎馬民族ドスラク人が話す架空の言語ドスラク語というのがそれにあたります。
この言語は、アメリカの言語学者が原作内で登場したドスラク語の単語を元に制作したものだそうです。
因みに、放送当時アメリカでは登場人物の『デナーリス・ターガリエン』の称号である、ドスラク語で『支配者の妻』を意味するKhaleesi(カリーシ)という名前を、産まれてきた娘に名付けるのが一部流行ったそうです。
それだけ世間への影響力が大きいドラマだといえますね。
過激な描写の数々
惜しげもなく表現される暴力的描写と性的描写。
【ゲームオブスローンズ】ではドラマらしからぬ過激なシーンが多々あります。
この世界では皆が出世を、ひいては【鉄の玉座】を狙っています。強い者は武力を、弱い者は知略を使い各々が力の限りを尽くし覇権争いをしているのです。
もちろん人権を尊重する意識は低く、民主主義なんてもってのほか。完全なる独裁主義が渦を巻く混沌とした世の中なのです。
過激で目を背けたくなるような描写の多さも、そんなダークな世界観に強烈なリアリティを付けさせる為に必要不可欠であるといえるでしょう。
また、1話目冒頭のシーンで早速残酷なシーンがあるので、過激な描写に耐えられるのか不安であれば、まずそのシーンを観てから判断することができます。
もしかしたら作品の世界観をいち早く伝えるための、製作者から視聴者への心配りかもしれませんね。
【あらすじ】ゲームオブスローンズ第一話
同じ季節が何年も続く世界で、長い夏が終わり、冬が差し迫ったその時から物語が始まる。
ウィンターフェル城当主エダード・スターク公の元に王都から『使い鴉』が。
内容は、【王の手】ジョン・アリンが熱病で死亡したとのこと。
幼少期、エダードはロバート王と共にジョン・アリンの里子になっていた過去があり、彼にとっては父親同然の存在だった。
訃報と共にもうひとつの知らせが。それはロバート王がウィンターフェルに赴くとのこと。
しかも王妃と一族、家来を連れて。
わざわざ王自ら北部に赴くのであれば、目的はひとつ。
全てを察知したエダードは、王来訪の準備に取り掛かかった。
まとめ:ゲームオブスローンズを観よう!
この記事を読み終えたあなたは、【ゲームオブスローンズ】を観る準備が整っているはずです。
そもそも何で観たらいいか分からない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
それでは素敵な【ゲームオブスローンズ】ライフを送ってくださいね(*’ω’*)
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