休職から退職する!次の仕事は決まっていなくてしばらくはゆっくりするつもりなんだけどどうすればいいの?!
今回はそんなお悩みにお答えしていきますよー!
実際に私は、新卒1年目で適応障害になり、約6ヶ月間休職→退職して無職になりました。
その経験を踏まえて、必要な手続きを全てまとめました。先に知っておけば…!と後になって思ったこともあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
「私の場合はこうだったよ〜」ってことを具体的に書いていきますので、会社や住む地域によって多少違うことがあるかもですがご了承ください。
休職中(退職するまで)にやること
まずは休職に入って、退職するまでの間にやることです。
休職後に会社を辞めない方も休職中に必要な手続きになるので、一緒に確認しましょう!
傷病手当金を申請する
休職期間中は会社からのお給料は出ませんが、保険組合からの傷病手当金がもらえます。
メンタル不調での休職の場合、手続きするのも一苦労なので別にお金もらわなくていいや…と思ってしまいがちなのですが(まさに私がそうでした)、もらえるものはしっかりもらいましょう。
1ヶ月の給料が20万円なら1日あたり4000円以上もらえますからね、結構でかいです。生きるために申請しましょう。
私の場合、提出に必要な書類は以下の通りでした。(保険組合に要確認!「保険組合名 傷病手当金申請」で検索すればたぶん出ます)
これを1ヶ月ごとに1部ずつ作成して、保険組合に郵送します。
さらに2週間に1回、病院の診断書を会社に郵送していました。
診断書を会社に送る理由は、保険組合から会社の方に「本当にこの人休職してますのん?医師から診断されてますのん?」という確認がくることがあるからだそうです。
お金かかってつらいけど、医師の意見書だけではダメらしい…。
そして、傷病手当金は日割りで出ます。私はなぜか休職に入った翌月の1日からしか申請書が届かなかったので、問い合わせてちゃんと送ってもらいました。
傷病手当金のことを会社から言ってくれない場合や、日にちが間違っている方は、言いづらいけど正当な権利なので頑張って言いましょう…
ただ実は傷病手当金は2年以内に申請すればいいので、心も体も元気になってからでも大丈夫です。無理せずに。でももらおう。
保険料の支払いをする
休職中にやることの2つ目としては保険料の支払いです。
私の場合は、給与明細表とともに振込書類が毎月届いていたので、期限までに支払っていました。
今までも払っていた(給料から差し引かれていた)のですが、改めて払うとなるとほんと嫌ですよね。
傷病手当金がもらえるにしても、実際に振込されるまでには1ヶ月ほど時差があるので、休職に入ったばかりの時はお財布と心がつらいです。
日々の貯金がとっても大事だと思い知らされました。
- 傷病手当金の申請
- 保険料の支払い
休職から退職して無職になるときにやること
次に、休職中に会社を退職することに決めてからやることを解説します。
退職の意思を伝える(メール)
まずは退職の意思を伝えます。
私の場合は、上司とは連絡を取っていなかったし電話が死ぬほど苦手だったので、唯一連絡を取り合っていた会社の産業医さんにメールで伝えました。↓
体調は少しずつ回復しておりますが、主治医との相談および私自身の気持ちとして、環境を変えるためにも会社を退職させて頂きたくご連絡いたしました。
「上司に直接伝えるのが礼儀」「直接が無理ならせめて電話で」なんてことがネットに書いてありますが、気にしなくていいです。
退職代行サービスを使っちゃうのもアリ。
あなたの心の方が大事なので、まずは1番つらくない方法で意思表示しましょう。
それでダメって言われたら、仕方ないので少し頑張ってできる範囲で従う。(退職代行サービスなら成功率高いです)
実際私はメールした後に結局電話が来て、その後人事面談もしました。人事面談は1回断ったけどどうしてもってことで泣きながらやりました…
退職日は月末がお得
退職してすぐに転職せずに無職になる場合、退職日によって最後の社会保険料の金額がかなり変わってきます。
具体的には、月の末日に退職すると会社から2ヶ月分の社会保険料が請求されます。それ以外だと普通に1ヶ月分です。
こう聞くと月末に退職しちゃだめだ!と思ってしまうのですが、実は総合的に見ると月末退職の方が支払う額が少なくなってお得です。
決まりとして、会社の社会保険を辞めたら、他の社会保険に自分で入りなおさなければいけません。
しかし会社の社会保険と社会保険は、同じ金額ではありません。会社の社会保険の方が安い場合が多いです。
そのため退職後に無職になる場合には、会社の社会保険にできるだけ長く入っておいた方がお得なんです。
だから会社の社会保険が長くなる月末退社がお得。
詳しくはこの動画がわかりやすいです。→『【退職日の決め方】退職日はいつが得?月末と月末以外でこんなに違う』
退職届を出す
やめるんで、書きます。
私の場合は会社から送られてきた書類に、名前と日付を書いて転送するだけでした。
理由は特に指定がなければ「一身上の都合で〜」って書きます。
後述しますが、一身上の都合で退職した場合の退職理由は「自己都合」となりますが、あとで証明さえできれば「会社都合」or「やむをえない理由での自己都合」に変えられ、保険料免除などの恩恵が受けられます。
退職後に手続きで変更できるので、大丈夫。とにかくやめる。
備品等いろいろ返す
会社に借りていた社員証や備品等を返します。ただ保険証だけは退職するまでに使うかもしれないので、退職してから返しましょう!
- 退職の意思を伝える
- 退職届を出す
- 備品等いろいろ返す
ついにニート!無職になったらすること
もうひと踏ん張り!最後は、会社を退職してからすることです。
無職になるので、保険や年金などの基本的な手続きをするに加えて、失業保険、保険料などの免除申請をして少しでもお金持ちになりましょう。
ただし保険料免除などの恩恵を受けるためには、退職理由を「自己都合」から「やむをえない理由での自己都合」or「会社都合」に変更する必要があります。
休職から退職した場合には、理由の変更ができる可能性が高いので、変更したのち免除申請をしましょう。
具体的にやることは以下の通りです。
詳しい手続きの内容は長くなるので、別記事にまとめています。
実際に適応障害で休職から退職した私は「やむをえない理由での自己都合」と認められ、すべての手続きを完了したことで約40万円の免除と約40万円の手当金をもらうことができました。
めんどくさいけど、これと引き換えに最強の無職になれると思ってがんばろう。
- 保険・年金の変更手続き
- 失業保険の申請
- 退職理由を「自己都合」から「やむをえない理由での自己都合」or「会社都合」に変更
- 役所へ保険等の減免申請
まとめ:退職して無職になるときの手続きや注意点
退職して無職になるときにしたことを書きました。
「退職したら次の会社をすぐに見つけるのが当然」「すぐに働き口を探さないと死ぬ」と思ってしまいがちですが、無職でも意外と生きていけます。
そのための手続きは色々と面倒ですが、正当な権利で正当な恩恵を受けるためなのでがんばりましょう。
焦らなくても大丈夫。自分の健康を大事にして、ゆっくり進んでいきましょう〜。
この記事が参考になったら幸いです。それでは!
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