新卒入社して1年弱のころ。
つらくてつらくてとにかく毎日つらくて、頭痛や嘔吐もするようになってしまったので、これはまずいぞということで心療内科に行きました。
その後も心療内科に半年間通ったので、そのときのお話をしようと思います!
軽い症状でも心療内科に行ってよかった
先に言っておくと、私はあのとき心療内科に行ってよかったと心から思っています。
なぜなら自分と向き合うきっかけになったし、すごく楽になれて元気になれたから。
治療はもちろんですが、なにより「会社を休職する」という選択肢が得られたのは大きかったです。
あのとき我慢して、心療内科に行かずにまだまだ会社に行き続けていたらと想像するだけで怖いです。(笑)
とはいえ、行く前も通院している最中も行くたびにこんな感じで不安に思っていました。
心療内科に行くか迷っているあなたもこんな不安を抱えているかもしれません。
ですが「心療内科に行ったほうがいいかな」と悩むような症状が出ている時点で、行ってみていいと思います。
心療内科というと敷居が高い感じがしますが、内科や歯医者と同じ病院です。心や体が不調なら単純に治療が必要なので、元気がないなら行きましょう。
自分のことって意外と自分ではわからないですから、専門の医師にきちんと診断をもらって自分の状況を把握すると安心できます。
気分が落ち込んでいるとかつらいとか、何かしらの症状が出ている限りは、心療内科の先生は何かしらの診断や助言をくれます。
「超元気ですねー!大丈夫です!明日からも頑張ってください!!」なんて言われません。
ぐるぐる悩んでしまう前に心療内科に行って専門的な意見を求めてしまった方が、ラクになれるかも。私はそうでした。
心療内科に行くときには予約を取ろう
心療内科は予約制であることが多いです。人気のところだと1ヶ月先しか空いていない…ということもあるらしいので注意が必要。
いきなり行かずに必ず予約をとるようにしましょう。
幸い私は、翌日にネットで予約が取れたのですぐに行くことができました。
正直、受診までの期間が長かったりステップが多いと行く気無くなりますよね…行く決心がついたときにすぐ予約できたし、電話もなしで行けたのでとてもありがたかったです。
ちなみに行ったのは『マンガで分かる心療内科』でも有名な「ゆうメンタルクリニック」です。
【体験談】心療内科に行ってみた
ここからは心療内科に行ってみた体験談です。病院や症状にもよるとは思いますが、参考にしていただければ!
待合室にはいろんな人がいる
病院に行って受付を済ませると、待合室には何人かの方が待っていました。
おしゃれな女性、がっちりした男性、めちゃくちゃしゃべってる人もいるし(病院ではお静かに…)、こういうのも失礼ですが一見元気そうな方ばかり。
「この人たちも目には見えないけど、心のストレスを抱えて頑張っているんだなぁ」と思ったのを覚えています。
病院の内装はとてもきれいで、ヒーリングミュージックが流れてました。
ストレスチェックを受ける
初めての受診のときに、ストレスチェックとバウムテストを受けました。
バウムテストとは、真っ白な紙に木の絵を描くことによって、その人の心の内面を判断する検査です。
どんな木を描くとどんな心情なのかをここで書いてしまうと、いつか検査を受けたときに正しい結果が出ないと思うので、ここでは書きません。
結果は2回目に受診した際に受け取りましたが、私は「中等度」の判定で病院の患者さんの平均値でした。
ただ結果内容については単なる目安であり、診察の際にこれに関することについて何か言われることはありません。
ネットの簡易的なチェックリストもあるけど、ちゃんと病院で結果を知ることで、やっと自分の状況を受け止めることができた気がします。
先生の診察
先生との診察は超緊張しましたね…何を話すかスマホにメモして直前までイメトレしまくってましたが、基本的には聞かれたことに答えれば大丈夫です。
私は以下のような質問を受けました。
精神的な病気は検査で確実にわかることではないので、自分がちゃんと伝えるしか方法がありません。
うまく答えられなかったりしても待ってくれるのでゆっくり正直に話せば大丈夫です。
正しい診断を受けることがなにより大事なので、自分の状況を話しましょう。
私は初回からめちゃくちゃ泣きながら話してましたが、先生は変に励ましたりもせずじっと聞いてくれるだけだったのでとても心強かったです。
診断結果は適応障害
以下の症状が出ていることを伝え、「適応障害」との診断を受けました。
気分に波があることから、うつ病ではなく適応障害の可能性があるとの説明もしてくれました。
「まさか自分が適応障害?!」という気持ちも少しだけありましたが、実は病院に行く前から「自分は適応障害かもな〜」とも薄々思っていました。
なので、先生からちゃんとした診断を受けてからは心の底からほっとしましたね。
「休職するための診断書を発行することもできますがどうしますか?」と聞かれて、迷いましたが診断書の発行をお願いして、次の日から休職に入りました。
普通に働けない自分を認めたくないという一方で、休んでいいよって言って欲しかったんだと思います。
その後半年間通院
休職期間は傷病手当金が出るのですが、申請のためには定期的な通院が必要なので、2週間に1回の通院を半年間続けました。
月に1回診断書の発行、傷病手当申請書の記入をお願いしていたのですが、書類作成には1枚あたり数千円かかります。これだけで意外とお金がかかるので注意です。
毎回の通院で話すのは以下のことでした。
通院開始して3ヶ月目くらいまでは、心療内科に行く前日になるたびに緊張と不安で泣いてましたが、できる限りなんでも話しました。
「昼寝してしまって夜寝れなくなることがあります」と今思うとアホみたいなことも言ったことがありましたが、
昼寝はなるべく我慢して、同じ時間に寝て起きるようにしてくださいね。生活リズムを徐々に整えていきましょう。
といつも優しく対応してくださった先生には感謝しかありません(o_o)
ちなみに私は薬の治療は一切なしでした。精神的な病の中じゃかなり軽いほうだったかもです。
ですがそれでも完全復活までには、半年間かかりました。
もちろん個人差があるとは思いますが、少しでも心の不調を感じたときには早めに病院に行ったほうがいいと思います。本当に動けなくなってしまったり、何かあってからでは遅いので。
休職中の過ごし方や回復までのことは以下の記事に書いています。
退職決定、体調も治ったので心療内科の通院終了
徐々に症状が治って順調に私生活が送れるようになったところで、休職していた会社を退職することに決めました。
「これから通院はどうしますか?」と聞かれましたが、「また何かあったら来ます」と伝えて通院は終了。
本当にお世話になりました。
心療内科は怖くない。不安があるなら行ってみて
心療内科に行った体験談をお話ししました。
冒頭でもお話しした通り、私は心療内科に行ってよかったと思っています。
そしてあなたが少しでも迷っているなら、行って欲しいと思っています。
人間って自分は限界かもと薄々わかっていても、ちゃんと誰かに言われないと認めないんですよね。
病院に行くことも何かの診断を受けることも勇気がいることですが、大事なのはあなたの健康です。
怖い場所ではないので、少しでも不安なことがあるなら心療内科に行くという選択肢をとってみてくださいね。
この記事がなにかの参考になったらうれしいです。
それでは!
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