そんな方の助けとなるのがオンライン診療サービス。病院に行かずとも、スマホやPCを使ってオンライン上で診療してもらい、ピルを処方・受け取りできるサービスです。
でも、オンライン診療サービスってどんな感じ?ちゃんと届くの?値段はどのくらい?どうやって頼むの?
など、初めての場合は様々な不安があるかと思います。
そこで、オンライン診療サービスとはどんなものなのか、また低容量ピルユーザーの私が実際に利用したオンラインピル診療サービス3つについてレポをまとめました。
オンライン診療サービスを使うか悩んでいる方やピルが気になっているけどどうすればいいかわからない方に寄り添えたらと思います!
オンライン診療とは
オンライン診療は2018年3月に指針が取りまとめられ、2018年4月に保険診療適用となりスタートした診療スタイルです。
最近は新型コロナウイルスの拡大を受けて、急速に普及しています。2020年4月には一部のルールが改定され、初診でもビデオ通話や電話によるオンライン診療で、低用量ピルの処方をしてもらえるようになりました。
より手軽で便利に、スマホやPCを使ってどこにいてもオンライン診療が受けられるようになったということです。
通販はだめ?病院に行かずにピルを購入する時の注意点
オンライン診療サービスを使わずにネット通販サイトでピルを購入するという方法もありますね。しかし、ネット通販でピルの購入をするのは危険です。
通販の低用量ピルはほとんどが個人輸入で販売されているものであり、違法に医薬品を売っている可能性があるからです。(法律上、医薬品を個人輸入をしてよいのは自分自身で使用する場合のみ。また医薬品医療機器等法に違反する輸入でないことを証明する「薬監証明」を取得していることが必要)
保管方法も信用ならず、ニセ物や破損物が届けられるといったケースも存在します…
なにより、低容量ピルは血栓症をはじめとした副作用を引き起こす可能性があり、誰でも服用できるわけではありません。
血栓症を引き起こしやすい人、子宮頸がんや乳がんのある人、35歳以上で1日15本以上吸う喫煙者などは服用することができません。そして服用中も定期検診で血栓症のリスクをみていく必要があります。
また、一緒に服用できない薬もありますし、コンドームを使用しなくなることで性感染症や子宮頸がんのウイルスをもらうなどのリスクもあります。
そのため、ピルを服用する際は医師の診察を必ず受ける必要があります。もしも副作用が出た場合にもすぐにフォローしてもらえるようにしなくてはなりません。
ですが、ネット通販で購入する場合は医師による診察がないので、副作用のリスクを知らなかったり体に合わないピルを服用することでひどい副作用で大変な思いをしたりする可能性があります。
ネットの口コミや友人の「大丈夫だった」「副作用が出る確率は低いから」と言う言葉を鵜呑みにしてしまう人がいますが、合う合わないも人によります。ピルの服用は絶対に自己判断では行わず、必ず医療機関で処方してもらいましょう。
安全なピルを、家族にもバレないように、簡単な手順ですぐに届けてくれるオンライン診療サービスがあるので、ぜひそちらを利用してくださいね。
オンライン診療でピルを処方してもらうメリット
オンライン診療を利用することには多くのメリットがあります。
通院ための交通費や待ち時間がなくなる
オンライン診療は場所を選ばずに行えるため、通院時間や交通費がかかりません。お仕事が忙しくて病院の営業時間に間に合わない方や近くに婦人科がないという方でも利用することができます。また、診療時間は数分で済むので、来院した場合の待合室や会計までの待ち時間を節約することができます。
特に低容量ピルの服用では、継続して服用するために定期的な受診が必要です。通院するという行動がなくなるだけで、継続のしやすさや服用のハードルはぐんと下がりますね。
予約が取りやすい
オンライン診療サービスの多くは24時間予約を受け付けています。アプリやwebサイトで予約状況を確認できるため、急な受診が必要な時にも病院の営業時間を気にしなくても大丈夫です。
周りの目を気にする必要がない
オンライン診療の場合は、病院で誰かに会ったり通院を誰かに見られたりすることがありません。
婦人科に行くのに抵抗があったり、敷居が高いと考えたりする人もいるかもしれません。しかし、オンライン診療なら誰にも見られる心配がなく場所も選ばないため、より気軽に診療を受けることができます。
感染症のリスクが低くなる
通院する必要がなくなるため、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症リスクが減ります。通院のための電車や待合室などの密室空間を避けることができるので、精神的にも落ち着いて受診できるのではないでしょうか。
オンライン診療でピルを処方するデメリット
逆にオンライン診療を利用するデメリットもあります。
診断のための情報量が不足する
オンライン診療は、ビデオ通話または音声・テキストの診察となるため、対面診察に比べて患者の情報量が不足する可能性があります。
また、低容量ピルを服用する場合は定期的な血液検査や婦人科検診が必要ですが、オンライン診療では最新の検査結果を本人が自己申告するしかありません。
あくまでオンライン診療は対面診察を補完するものという考えの元、定期検診は行うようにしましょう。
医師と対面しないので人によっては不安が残る
オンラインでの診察は待ち時間や検査時間がないので、大抵の場合は数分で済みます。便利な一方、対面もせずにあっという間に診察が終了してしまい、本当に大丈夫なのか不安になるという口コミも見られます。
オンラインだとしても気になることや悩み事があれば医師が対応してくれますが、不安な方は対面での診察をおすすめします。
価格は高くなる
オンライン診療はシステム料や配送料がかかるので、対面診療よりも価格は高くなります。代わりに、通院のための交通費や時間をかけずにお薬を受け取ることができますが、お薬代が直接買いに行く場合の2倍というのもザラです。
とにかく安く買いたいという方は、通院するのが得策かもしれません。
ピルを処方してもらえるオンライン診療サービス紹介
医療機関を受診する重要性とオンライン診療について説明してきました。しかし、一体どんなサービスがあるのかや使い方について不安な方もいると思います。
そこで、私が実際に使用したことのあるサービスを3つご紹介します。使ってみてわかった特徴や使い方のレポ記事もそれぞれ書いていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
クリニックフォア オンライン
価格(税込) | お薬代 2,783円〜 +診療代1,650円+送料500円 |
---|---|
対応時間 | 平日 9:30~20:30 / 土日祝 9:00~17:30 |
支払い方法 | クレジットカード/デビットカード,GMO後払い,代金引換 |
特徴 |
|
購入の流れと使い方を紹介
ピル処方の体験レポ記事へ
処方実績が多く、価格もお手頃なクリニックフォア。丁寧でスマートな対応で、ピルを服用中の方にも初めての方にもおすすめです!
スマルナ
価格(税込) | 4,180円〜 (診察代・お薬代・配送代含む) |
---|---|
対応時間 | 問診は24時間受付(夜間や早朝は医師からの連絡が遅くなる可能性有) スマルナ医療相談室 10:00〜18:00 カスタマーサポート 10:00〜20:00 |
支払い方法 | クレジットカード, NP後払い(コンビニ後払い) |
特徴 |
|
購入の流れと使い方を紹介
ピル処方の体験レポ記事へ
アプリでの無料相談機能が充実しているスマルナは、生理に関する悩みがある方やピルが初めての方、飲み方に不安がある方に特におすすめです。
ポケットドクター オンライン診療
価格(税込) | 受診する医療機関による |
---|---|
対応時間 | 受診する医療機関による |
支払い方法 | クレジットカード,医療機関での窓口決済 |
特徴 |
|
購入の流れと使い方を紹介
ピル処方の体験レポ記事へ
ポケットドクターはピル処方専門ではありませんが、通いつけの婦人科で利用可能な方は、他サービスより安く購入できるかもなのでぜひチェックです。
まとめ:オンライン診療でピルを処方
ピルのオンライン診療サービスとはどんなものなのか、そして私が利用したピル処方サービスをご紹介しました。
服用中のピルが無くなりそうなときや避妊に失敗してしまったとき、すぐに病院に行けない状況だと不安で仕方ないですよね。
オンライン診療サービスはそんなときにあなたの強い味方となってくれる存在です。知っておくだけでも何かあったときにきっと役に立つと思います。
女性にとって生理の悩みというのはデリケートかつ尽きないものです。ご自分の体のことで困ったことや不安なことがある方はひとりで悩まず、今回紹介したもの以外にもオンライン診療サービスはいろいろあるので、ぜひ医師への相談だけでも利用してみてくださいね。
コメント