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禁煙をしたいけど失敗続きのあなたへ、禁煙6年生の私からアドバイス

美容・健康

こんにちは、こんばんは。

今回は禁煙をしたいけど中々うまくいかなくて無限自己嫌悪に陥っているあなたに、禁煙のメリットと禁煙が100倍楽になるコツをお伝えいたします。

禁煙に挑戦しては挫折、その繰り返しにうんざりしていませんか?

この記事ではそんな迷える禁煙願望者の方に寄り添い、少しでも参考になれるように書きました。

さあ私と共に、あなたも煙のないクリーンな生活を満喫しましょう!

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私の禁煙失敗人生

かくいう私も元ヘビースモーカーでして、1日アベレージ1.5箱、毎日のルーティンは煙草に始まり煙草に終わる生活を送ってきました。

因みに私の煙草人生の始まりの動機は、「なんかよく分からないけど恰好良さそう。」です。なんともありきたりですね。(笑)

始めは何が良いのかも分からない気持ちに満ち溢れた心境で、謎の葉っぱが沢山詰まった謎の嗜好品を、大きく背伸びをして嗜んでいました。急にダンディーな大人になった面持ちになり、心なしか表情もキリっとしていた記憶があります。「これが煙草かあ。」と映画の主人公にでもなった気分で夜のベランダ、物思いに更けながら盛大に咽ておりました。

ここで違和感に気付いて喫煙を終了していれば、煙草の恐ろしさを知ることなく事なきを得たのですが、中々そうもいきませんよね。何故なら始まりの動機が「恰好良さそう。」ですから。「何が良いか分からない」、「美味しくない」等真っ当な理由で喫煙をやめてしまっては、自分の「格好良い」を否定することに繋がってしまい自己矛盾に陥ってしまいます。

今思えば煙草の毒牙は既にそこから始まっていたんです。昨今、世間一般では煙草=臭い、ダサい、身体に悪い等の負のイメージが定着しつつあります。それでも若輩者から見れば、周りにいる喫煙者の姿は何だか無性に格好よく、ダンディーな大人の印象に見えてしまうのです。

流石明治時代から続いた国を挙げての煙草のブランディング効果は絶大です。世論が完全に禁煙思考に傾いた昨今ですらもその残像がはっきりと確認できます。

そうして美味しくない、むしろ不味い煙草を我慢して吸い続けると、体の気管が麻痺してしまい有害物質の侵入に対しての抵抗をやめてしまいます。またニコチンが脳を完全に支配し、脳のプログラミング自体を書き換えてしまうのです。その結果私は、煙草を吸わないと快楽物質が出ずらいニコチン依存人間へと退化してしまいました。

煙草の毒牙に犯されたことを自覚したあたりでやっと気付いたことは、ちっともダンディーになってないし、ちっとも恰好良くない、煙草に出会う前に思い描いていた大人たちの姿は虚像であったということでした。

しかし時すでに遅し、それに気付いた時には既にニコチンに脳が支配されていました。

ニコチンとの百年戦争

私は現在禁煙6年生ですが、未だニコチンの支配から完全に開放された訳ではありません。恐らくこれからも一生ニコチンと戦い続けなければならないのでしょう。しかし、これから禁煙しようとしているあなたを脅かすわけでは決してありません。私たちが初めて煙草を吸ってしまったあの時から、その戦いは常に続いていて、私たちはニコチンに負け続けてきたというだけの話です。

禁煙をする気のない人たちも同様に敗者です。一本、また一本と煙を体内に招き入れるごとに負けているのです。

こういう強い言葉を使うと、禁煙をする気のない人たちの中には反論が頭に浮かんでくる人もいることでしょう。私もそうでした。煙草を吸っている愚かな自分を正当化して、正論を認めることが出来ませんでした。

ですので気持ちは分かります。でもはっきり言います、煙草は薬物です。合法ではありますがこれは事実です。しかも極めて依存性の高い代物です。これの正当化なんて論理破綻しているに決まっているのです。

今一度自分と向き合ってみましょう。そして煙草の恐ろしさを再確認しましょう。

やめる辛さは一瞬、吸い続ける辛さは一生です。

禁煙失敗は仕方ない?止めるために知る煙草の恐ろしさ

煙草の恐ろしさを甘く見ている人が多いと私は思っています。しかしそれは仕方がありません。何故なら煙草は合法で、かつ認知度が高く、更には未だ自身の周囲に沢山の喫煙者がいるからです。それにより様々な心理的認知バイアスが加わります。したがって煙草の有毒性や中毒性といった負の部分が霞んでしまうのです。

因みに厚生労働省の調査によると、2019年度の全年齢男女別喫煙率は、男性28.8%女性8.8%という結果だったそうです。

この結果を見ると全盛期に比べて喫煙率の減少はありますがまだまだ多い印象です。ですのでまずは煙草の負の部分をしっかりと把握していきましょう。

1. 煙草の中毒性

煙草の中毒性は意外と軽視されがちですが、甘く見てはいけません。

何故なら、煙草の依存性はコカインやヘロインと同等と言われているからです。コカインとヘロインですよ?どちらも正真正銘の薬物です。しかもどちらも依存度が高いと言われてる代物です。

因みにヘロインの主な禁断症状としては、体内の筋肉に激痛が走り、骨がばらばらになって飛散すると思うほどの痛み、悪寒、嘔吐、失神等だそうです。

これと同等の依存性だと考えると、ゾッとして背筋が凍る思いです。

2. 煙草の有毒性

煙草の有毒性は言わずもがなかと思いますが、今一度言及したいと思います。

まず煙草には4000種類以上の化学物質60種類の発がん性物質が含まれています。有害物質を列挙しているとそれだけでこの記事が終焉を迎えてしまうので割愛しますが、煙草を一本吸うと、それら多数の有害物質をあなたの大切な身体に招き入れることになるということだけは覚えておいてください。

3. 副流煙の有毒性

煙草には主流煙と副流煙があります。主流煙とは喫煙者が吸い込む煙のこと、副流煙とは煙草の先端からモクモクと立ち昇る煙のことです。

そして、喫煙をしている者と同じ空間に居合わせた者が副流煙を吸い込むことを受動喫煙といいます。

副流煙の有毒性は主流煙のそれよりも高いといわれています。

ニコチン2.8倍
タール3.4倍
一酸化炭素4.7倍
副流煙と主流煙の有毒性の差

上記の表を見ると受動喫煙がいかに身体に悪影響を及ぼす恐れがあるのかが分かります。

また一本の煙草を吸うと、人間の寿命は約5分30秒縮まるといいます。周囲の人に、より一層有毒性の強い受動喫煙を強いるということは、その人の寿命をいたずらに奪うということを意味します。

4. 病気の発生リスク

煙草を吸う人と吸わない人を比べた場合、各種病気の発生リスクには以下の差が生まれます。

肺気腫2.2倍
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)1.7~3倍
肺がん4.5倍
肝臓がん1.5倍
膵臓がん1.6倍
口腔・咽頭がん3倍
食道がん2.2倍
胃潰瘍1.9倍
胃がん1.5倍
膀胱がん1.6倍
非喫煙者と比較したときの喫煙による各種病気の発生リスクの差

主な病気の発生リスクをまとめました。その中で肺がんの発生リスクが圧倒的に高く4.5倍です。しかしだからといって他の病気の発生リスクが低い訳ではなく、全てにおいて非喫煙者よりも危険にさらされているのは言うまでもありません。

以上4つ、煙草の恐ろしさを充分に知れたと思います。しかし煙草の悪影響は他にも数え切れないほどあります。合法であるだけで煙草は正真正銘の薬物です。1日でも早く禁煙することがあなたの延命に繋がります。ただこれらの事実を目の当たりにしてもなお、喫煙を選ぶ人はいないはずですが。

禁煙失敗続きのあなたへ煙草の真実をお伝えします

煙草を吸うと落ち着くや、快楽が得られる等と勘違いしている人が多数いますが、残念ながらそれは誤りです。

確かに煙草を吸うと脳内に快楽物質が発生します。しかしそれはまやかしに他なりません。

何故なら通常は脳が常に一定量の快楽物質を出すという仕事を行っていますが、喫煙者の脳はニコチンによって支配されており、ニコチンを摂取しないと快楽物質が出ずらくなっているからです。つまり退化しているんです

常に一定量の快楽物質を出すという仕事を放棄した脳の代わりに、ニコチンがその仕事を引き継いでいます。しかしニコチンは非常勤なので、一度仕事を終えるとすぐに行方をくらまします。

一度仕事を放棄した脳は、ニコチンがいなくなると不安が爆発して発狂し始めます。しかし発狂した後すぐに脳が快楽物質を出すことはありません。暫く日にちが経ってはじめて、夢から覚めたように脳は仕事を再開するのです。

つまり喫煙者は通常出続けているはずの快楽物質を止めて、自らでわざわざ幸福度を下げているのです。脳内の快楽物質が底を尽きた時に煙草を吸引して通常出続けているはずの快楽物質をニコチンに出してもらうのです。

このアップダウンにより煙草の吸引時に落ち着きや、快楽が得られる等と勘違いしてしまうだけで、実は幸福度のマイナス値をひた走っているだけなのです。

喫煙者の方は、イライラする時に煙草を吸うと落ち着くと感じることがあると思います。ですが、実は考え方が逆です。煙草を吸って快楽物質が乱高下しているため精神的に不安定になりイライラしてしまうんです。したがって諸悪の根源は煙草であると言えるでしょう。

実際喫煙者は非喫煙者と比較して鬱病などの不安障害のリスクが約5倍あり、パニック障害のリスクが約15倍あります。

かく言う私も喫煙者時代は精神的に不安定で些細なことに腹を立ててしまっていました。今思い返せば当時の私は、なんとも器の小さい残念な人間であったと感じます。

ここまで煙草が魅せるマジックの正体を明かしてきました。これらの知識が頭の片隅にあると、煙草から得られるものが何もないことが分かり、今まで如何に不毛で滑稽な時間とお金を削ってきたかが身に染みるかと思います。そしてこれが自分を律する機会となり、禁煙のきっかけになると共に、禁煙中苦しい時の頼みになります。

まとめ

正直煙草をやめるのに楽な方法なんていうのは存在しません。

しかし煙草についての正しい情報を収集し、煙草にかけられているあらゆる認知バイアスを剥がして自らを理論武装することで、煙草への嫌悪感と禁煙への強い決意が生まれます。

その嫌悪感と決意こそが、あなたの禁煙を成功させる為の重要な鍵です。

そしてこの記事を最後まで読み、その鍵を手に入れたあなたならきっと禁煙を成功できるはずです。

あなたの人生がこれ以上煙草に汚されないことを切に願っています。

少しでも参考になれば幸いです。

【参考サイト】
男性28.8%・女性8.8%…喫煙率の実情をさぐる(2020年公開版)
喫煙の怖さ(ニコチン依存症のワナ)/他人のタバコの煙でがんになる(受動喫煙の怖さ)
乱用される薬物の種類/ヘロイン | 薬物乱用防止教室 | 千葉県警察

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